愛する猫にはずっと健康で長生きしてほしいというのがすべての猫飼いさんの願い。
でも猫だって生き物。病気にだってかかります。
病気のときは飼い主さんも不安で不安で仕方がない。
その上、一番苦労するのが投薬です。
ただでさえ偏食である猫は、お薬にとにかく敏感。
なぜばれた?と驚くほどに、投薬をしようと思うと、逃げる、逃げる。そして断固拒否が始まります。
私も苦労してきたのですが、沢山の猫をお世話する中でノウハウもたまってきました。
そこで、今回は「愛猫に負担をかけない猫の投薬方法(錠剤編)」です。
動物病院で教えられる「お口ポン」
病院や本などで紹介される投薬の方法が「お口ポン」です。
こちらの記事では獣医さんがお口にポンを成功させるコツが書かれています。
しかし重要なことが書かれていなかったのでこちらで補足をさせてください。
経験上最も大事なのが「猫に悟られない」ことです。
たいてい投薬の前に、コソコソと病院からもらった薬の袋をあけて、錠剤が大きければ半分に切って、ドキドキしながらいざ投薬と思って猫を捕まえにいく。
けど猫がいない・・・(笑)
猫は超敏感で空気の読める動物です。
飼い主のコソコソとドキドキを察知して、嫌なことされることが分かり逃げます。
これは病院へ連れて行くときも同じですが、いつも以上に平常心で猫に「コソコソ」と「ドキドキ」がばれないように最大限の努力が大切です。
お口ポンが出来る猫さんならこちらで問題ないのですが、ほとんどの飼主さんにとって、愛猫が嫌がることをしたくない!という気持ちもあり成功しない方が多いのではないでしょうか。
そこで、お口ポンが出来ない飼主さん、猫さんのために色々な工夫をご紹介します。
おすすめ投薬アイテム①メディボール <★★★★★>
これが現段階で私の一番のおすすめです!メディボール。
先日病院で見つけて購入しました。
錠剤のまま(錠剤が大きい場合は半分に割ってください)中にくるんと包んであげます。
思ったよりボールの大きさが大きいので、いつも通り錠剤だけ「ペッ」てされちゃうかなと内心ドキドキでしたが、ほとんどの子が「ぱくん!」と!!
久しぶりに一発で大成功しました。
今のところリピ買い中です。
おすすめ投薬アイテム②ピルポケット <★★★☆☆>
こちらも、動物病院で購入しました
元々ポケットがあるので包みやすいのですが、その分器用な猫さんだと錠剤だけ「ペッ」が出来てしまうかもしれません。
でもこちらも嗜好性が高いので高確率で成功するかと思います。
おすすめ投薬アイテム③投薬用ちゅ~る <★☆☆☆☆>
嫌いな猫はいないであろう「いなばのちゅ~る」から投薬用が出ているってご存知でしたか?
通常のちゅ~るより、粘着性が高くお薬を包みやすくなっています。
こちらも動物病院で販売されています。
見つけたとき、絶対いける!と思って爆買いしました。
ところが・・・
我が家のにゃんたちには全然だめでした。。。
粘着性は確かに高くなっているのですが、錠剤だけ「ペッ」が容易にされてしまいました。
錠剤を粉々にして包んでも食べてくれず・・・・涙
猫様によると思うので、試すときは1本から購入をすすめます。
おすすめ投薬アイテム④シーバ デュオ <★★☆☆☆>
どんな強者でもシーバにはイチコロ!なありがたい総合キャットフード。 これが投薬にも使えるんです。
しかし、なかなかの労力。
シーバはカリカリの中心部にとろっとしたミルクが入っているのがポイントですが、そのポイントを利用します。
ずぼらな私はいい写真が撮れず。こちらのサイトにとても綺麗に丁寧に解説されていますので是非ご覧ください。
投薬成功率アップのお助けアイテム①めん棒+粉ふるい
錠剤では『ペッ』が出来てしまう器用な猫様は錠剤を粉々にしましょう。
粉々も本当に粉々にするのがポイント。
そのときのお助けアイテムがめん棒と粉ふるいです。
粉々というか、『サラサラ』まで粉状にするのがポイントです。
投薬成功率アップのお助けアイテム②オブラート
色々な方法を紹介してきましたが、それでも上手くいかない強者にゃん様は沢山いるはず。
そこで助けになるのが『オブラート』です。
お近くの薬局に売っていると思います。
手間はかかりますが成功率はぐっとあがりますよ。
方法はシンプルで、錠剤を粉々にしてオブラートに包み、それを上記で紹介した投薬アイテムでくるみます。
しかし手間はかかります。
オブラート1枚だと大きいので、4分の1サイズに切って事前に用意しておきましょう。
以上、いかに愛猫に負担をかけずに投薬に成功するかという日々の戦いをまとめました。
最初に書いた通り、いずれの方法にしても猫に「コソコソ」と「ドキドキ」がばれないように、平然とした様子で準備をすることが大切です。
準備するときは猫がいない部屋を使うといいです。
そして包んだりするのは、薬のにおいが浸透しても大変なので直前がいいのですがその前に出来る準備は済ませておいてスムーズに投薬まで持っていけるように計画をたててください。
愛猫の健康のためにがんばりましょう!
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