今日はこれから猫を飼い始めたいを思っている方へ、
猫との出会い方とそれぞれのメリット、デメリットをお話したいと思います。
最近の猫は長い子で20年も生きます。
猫を飼うということは、人生の伴侶ともなる相方であり我が子を迎えることです。
運命的な出会いももちろんアリですが、慎重さも大切。
猫との出会い方
私は自分で保護猫活動をしているほどなので、もちろん保護猫を迎えることが最推奨です。でも保護猫ってどうやって出会うんでしょう?
ネットで検索
『猫 里親募集 地名』で検索してみてください。
そうすると『ペットのおうち』とか『ジモティー』とか『OMUSUBI』とか出てくると思います。
気に入った子がいたら問合せしてみましょう。
どこも条件があると思いますが、
問合せ→アンケート記入→条件に合っていたらお見合い→トライアル・譲渡(自宅までお届け)というのが一般的な流れです。
(もしこの流れでない場合は何かしら理由があるはずなので注意してください)
ただこれらの里親募集掲示板では一般の方も掲載しています。
もし猫を飼う初心者の方だったら譲渡後もフォローをしてくれるかどうか確認してくださいね。
飼い始めてしばらくすると環境の変化から猫(とくに子猫)は体調を崩しがちです。
その時も色々相談できる方が初心者の方にとっては安心ですからね。
譲渡会に行く
ネットの掲示板がと溢れすぎていて決められないわ、という方。
『猫 譲渡会 地名』で検索してみてください。
ホームページを持っていない団体さんも沢山あります。
Google検索だけでなく、Facebookで検索したり、InstagramやTwitterなどのSNSで検索するといいと思います。Google検索で出てこない情報も出てくるはずです。
意外と都心では毎週のようにどこかしらで譲渡会が開かれています。
譲渡会にはその猫を保護してからケアして育ててくれている方(保護してくれた方であれば”保護主さん”、保護主さんから預かって育てている方を”預かりさん”と呼びます)が来ている場合がほとんどです。
譲渡会は普段の環境と違いすぎるので、緊張してしまっている子がほとんど。
猫ちゃんの中でちょっと気になる子がいたら、普段の様子を聞いてみましょう。
保護主さんには譲渡後も何年経ってもフォローしてもらうことになります。
私がよく言っているのは「猫親戚」になる間柄です。
そこで、根掘り葉掘り色んな話をして、保護主さんのことを知ってください。
そしてあなたの理想の猫像や、猫との暮らしを色々話して、ぴったりの猫を紹介してもらいましょう。
保護主さんはかなりの猫のプロです。
何百という猫を見てきているので、その猫の性格がよく分かります。
先住猫さんの性格や普段の様子を聞いて、その子との相性をある程度想像することだって出来ます。
とにかく相談してください。
一般的な譲渡会からの譲渡の流れは、
①お申込み&面談→②選考→③トライアル・譲渡(お届け)です。
保護猫カフェに行く
譲渡会に行く流れと似ていますが、猫と出会う場所として保護猫カフェという場所があることご存知ですか?
保護猫カフェというのは、いわゆる猫カフェと違い、お店にいる猫ちゃんがみんな里親さんを探している保護猫ということです。
『保護猫カフェ 地名』で検索してください。
譲渡会と違って普段生活している場所なのでリラックスしている状態をみることができます。そこでも気になる子がいたら店員さんと話してください。
譲渡までの流れは譲渡会とほぼ同じで
①お申込み&面談→②選考→③トライアル・譲渡(お届け)
となります。
「純血のスコティッシュが飼いたい!」という方へ
ペットショップで大丈夫⁉
つい一番手で保護猫を迎える方法を書きましたが、まだ一番主流な猫との出会い方はペットショップかもしれませんね。
「猫を飼いたい!」というよりも、むしろ「スコティッシュが飼いたい!」というように、好きな猫種がある方や外国人猫が飼いたいんだという方。
もっぱら雑種?日本猫?と触れ合っているねこべですが
いいんです、もちろんそういう好みがあっていいんです。
でも、ペットショップで買うので本当に大丈夫でしょうか…?
実は世界をみても先進国で犬猫が小さなショーケースに入れられてペットショップで販売されているのは日本くらい。
私もこのことを知ったときとても驚きました。
欧米ではそもそもペットの展示が禁止されている国もあります。
厳密には禁止はされていなくても、展示するためのショーケースの大きさの制限や展示時間の制限など細かく法律で規制されていて、商売にならないので生体販売をしていないペットショップがほとんどなんです。
犬・猫がペットショップのショーケースに入れられていることが
当然の光景として許されている日本ですが
世界的には道徳的にみても、科学的にみても、問題視されているんです。
ペットショップの問題を書き始めるとキリがないので(笑)
また別の機会にお話ししたいと思いますが
もし、『外国猫が欲しい!』とう方。
ペットショップではなく、ブリーダーから直接買うようにしましょう。
ペットショップの子たちはせり市にかけられてお店にやってきています。
なのでどこから来て、どういう両親を持って、という情報が正しいとは限らないのです。
最近のペットショップでは、せり市を通さずに、直接提携しているブリーダーさんから入手している場合もあります。
ショーケースにその子が生まれたブリーダーさんの情報が書いてあるので、そちらに問合せするものいいでしょう。
その子の生まれた環境、ご両親はどんな子なのか、実際に訪ねられるのが一番ですが、直接お話しするだけでも色々と分かりますよね。
でも残念ながら優れているブリーダーさんはペットショップと提携はしていないと言っていいでしょう。
提携なんてしなくてもちゃんと優良な飼主さんと繋がることが出来るからです。
そしてその方がマージンを取られずに売上もあがりますもんね。
ブリーダーさんとの出会い方
ペットショップならすぐに行けるけど、ブリーダーさんなんて知らないわ。
どこに行けば出会えるの?という方へ。
『ブリーダー 猫』で検索してみてください。
そしてクチコミを読んで、そこのブリーダーさんのもとへ訪ねてください。
(数年前から対面販売が法律で義務付けられたので、ネットのやりとりだけでOKですよと言ってくるブリーダーさんは違法で大変危険です)
悪徳ブリーダーのせいで『ブリーダー=悪』のような書かれ方もしていますが、
ブリーダーさんが悪なはずありません。真っ当なブリーダーさんだってもちろんいます。
私はもちろんブリーダーではありませんが、臨月の妊婦猫さんを保護して、子猫の出産に立ち会ったことだってあります。
生まれたてだと性格は分からないでしょ?と思っていたんですが、
生まれてから離乳するまでの2か月は母猫に育ててもらうんですが、もう、バリバリ個性が出るんです。
なのでプロのブリーダーさんであれば、生まれた瞬間から見ているわけで、
見た目ももちろん大切かもしれませんが、
あなたがどんな猫との生活を送りたいのか、どんな猫と暮らしたいと思っているのか、希望を伝えればそれに合った子を提案してくれるはずですよ。
とにかく、外国人猫が欲しい方。
ペットショップではなく、ブリーダーから直接買いましょう。
まとめ
今回猫との出会い方として下記の4つをご紹介しました。
①里親募集掲示板『猫 里親募集 地名』で検索
②猫の譲渡会『猫 譲渡会 地名』で検索
④ブリーダー『猫 ブリーダー 地名』で検索
いずれにしても、それまで育てている育ての親と話しをすることが何より重要
ということです。
ペットショップには営業ノルマがあります。営利企業なのですから仕方がありません。
でも、あなたのこと、猫のことに一番に親身になってくれる方なのかよくよく考えてくださいね。
当然ですが、猫はモノではありません。
外見が気に入ったからって、手に届く金額だからって、簡単な気持ちでは絶対に買ってはいけない。踏みとどまっていいんです。
安心してください。
きっと想像以上に、保護主さんにしても、ブリーダーにしても猫のプロです。
人間が十人十色なように、猫だって十匹十色。
全然違うんです。
自分の直感を信じる、というだってもちろんいいと思います。大切なことです。
でも、これから20年もの月日を共にする大切な家族になる子です。
その猫の性格、育った環境、兄弟、両親のこと、そして自分のこと、望んでいる生活スタイル、なぜ猫を飼いたいと思ったのか、色々なことを相談してみてください♪
必ず、運命の猫ちゃんに出会えますよ♪♪
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